
小学校に入学してすぐ、「公文に行きたい!」と自分から言い出した長女。
最初はやる気満々で通い始めたものの、2ヶ月目あたりから宿題を嫌がるようになり、家の中で泣く・怒る・大暴れの毎日に。
その隣で、一緒に始めた次女は宿題も淡々とこなしていて、姉妹でここまで差が出るのか…と驚いた公文の体験談です。
良かったところ、困ったところ、そして長女が公文を続けられなかった理由を正直にまとめました。
公文式とは?
公文式(KUMON)は、全国に約15,000教室を展開する、教室通学型の学習塾です。
0歳から大学生・社会人まで幅広い年齢が対象で、算数・数学、英語、国語などの教科を、必要な教科だけ選んで受講できます。
特徴は、学年に関係なくその子の実力に合わせたプリントから始める「自分の力で100点が取れるレベル」からスタートするスモールステップ方式です。
教室で先生に見てもらいながら進めるだけでなく、毎日の自宅学習用の宿題プリントが出るのも公文式ならではです。
料金は1教科ごとに月謝が発生する仕組みで、学年や地域によって金額が変わります。2教科以上受講する場合はその分費用がかかるので、正確な料金は最寄りの教室や公式サイトで確認するのがおすすめです。→KUMONオフィシャルサイト
我が家の場合は、1教科 7,480円/ 月でした。
毎日の宿題があることが公文式の大きな特徴で、これが子どもによって「コツコツ続けられる子」と「負担に感じてしまう子」に分かれるポイントになりやすいところです。
始めたきっかけ
小学校に入学したら、学校の勉強だけでなく何かプラスアルファの勉強もさせたいと思っていました。
1歳の頃からこどもちゃれんじが大のお気に入りだったので、小学校に入学したらチャレンジ小学講座もきっと楽しんでやってくれるだろうと思っていたのですが、学校の宿題との両立がうまくいかず、だんだん手をつけなくなってしまいました。
「次は何をやらせよう」と悩んでいた時、長女がお友だちに誘われて「公文に行きたい!」と言い出しました。せっかく本人がやる気になっているならと、思い切って公文を始めることに。
ついでに、年中だった次女も一緒に入会させてみることにしました。教室の先生に相談して、2人とも国語と算数の2教科でスタートしました。
実際の取り組み方
入会前に、まず3日間の体験授業を受けました。体験中に先生がその子の今のレベルを見極めて、どのレベルのプリントから始めるかを決めてくれる仕組みです。
ここで私はかなりショックを受けました。
長女は小学校でひらがなの読み書きも習っていて、もうできているはずだと思っていたのに、勧められたのはひらがなの読みのプリントから。
算数も、学校では足し算を習っている時期だったのに、まずは100までの数字を読むプリントからのスタートでした。
後で知ったのですが、公文ではどの子もこのくらい簡単なところから始めるのが普通なのだそうです。でも当時は何も知らなかったので、「え、こんな簡単なところから…?」とかなり面食らいました。
通い方は、決められた曜日に週2回、1回45分〜1時間ほど教室に通うスタイルです。教室が開いている時間内なら、何時に行って何時に帰ってもいいというゆるい仕組みでした。
当時下の弟がまだ赤ちゃんでお昼寝の時間もあったので、この時間の融通が利く点は本当に助かりました。
長女が小学1年生、次女が年中だったので、まだ2人だけで通わせるのは心配で、毎回送迎していました。
教室に送って2人を預け、その日の課題プリントが終わると、先生のスマホから私のスマホに電話がかかってくる仕組みになっていて、それを合図に迎えに行っていました。
教室では毎回、各教科3枚ずつプリントを進めます。宿題は1日あたり各教科1枚ずつ持ち帰る形でした。
良かったところ
やる気があれば先生がどんどん進めてくれる
公文は決まった量をこなしたら終わり、ではなく、子どものペースや意欲に合わせて先生がプリントの枚数を増やしたり、レベルを上げてくれたりします。次女はここが合っていて、先生もびっくりするくらいのスピードで進んでいきました。
どんどんレベルアップするので楽しく続けられる
プリントはスモールステップで少しずつ難しくなっていくので、「できた!」という感覚が続きやすいです。気づいたらどんどん先の学年の内容まで進んでいた、ということも珍しくありません。
親以外の先生に褒めてもらえる
家だと「やりなさい」と言う役になりがちな親とは違って、教室では先生に褒めてもらえます。親の言葉より先生の一言の方が子どもには響くことも多く、モチベーションアップにつながっていました。
教材の物語など内容が面白い
国語の教材には読み物や物語が豊富に載っていて、問題を解くというより読むのが楽しい内容になっていました。
もっと他のお話も読みたい!というのがモチベーションになって教材をどんどん進められたと思います。
続きが読みたくて、教材の本を図書館で借りて読んだことも何度もありました。
週2回、時間が自由なので予定が組みやすかった
教室が開いている時間内なら何時に行ってもいいので、下の子のお昼寝や家の都合に合わせて通えるのが助かりました。
送迎のたびに先生に相談できた
毎回送迎していたので、先生と顔を合わせる機会が自然と多くありました。「最近宿題を嫌がっていて…」「このプリントで詰まっているみたいで…」といった困りごとをその場でさっと相談できたのはとても助かりました。塾だと親が先生と話す機会ってなかなかないのですが、公文はこういう距離感の近さがありがたかったです。
困ったところ
毎日の宿題が負担だった
公文の宿題は毎日各教科1枚ずつ。枚数だけ聞くと少なく感じるのですが、国語と算数の2教科だと毎日必ず机に向かわないといけません。学校の宿題もある中でこれが続くのは、長女にはかなりのプレッシャーだったようです。
2ヶ月目から宿題を嫌がって大暴れ
最初の1ヶ月こそ頑張っていた長女ですが、2ヶ月目あたりから宿題を嫌がるようになり、家の中で泣く・怒る・大暴れの毎日になりました。「宿題やだ〜!公文辞めたい!」と毎日言われ、親としても毎日消耗しました。
すぐ隣で次女が淡々とこなしているのがつらかった
その横で次女は「今日のノルマはこれね」という感じで淡々と宿題をこなしていました。同じ環境なのにここまで差が出るのか、と正直複雑な気持ちになりました。
さらに困ったのが、公文は全員が同じ教材を順番に進めていく仕組みだということです。やる気のない小1の長女と、やる気満々の年中の次女。最初は2人の進み具合に差があったのですが、次女のペースが早すぎて、途中で長女に追いついてきてしまいました。
このままでは年下の妹に追い越されてしまうという状況に、先生もさすがに気を使ってくださって、長女を追い越さないように次女には別のプリントをやらせるなど配慮してもらいました。先生のご配慮はありがたかったのですが、姉妹でここまで差が出てしまったことは、親としてなかなか複雑な気持ちでした。
送迎が必要で親の負担も大きかった
週2回の送迎が必要で、下の子がいる中でのスケジュール管理は地味に大変でした。
さらに、通っていた公文には駐車場がなかったので、毎回徒歩か自転車での送迎が必要でした。長女・次女・まだ小さい長男の3人を連れての送迎は、なかなかの大仕事でした。
教室に送り届けた後も、2人が早めにその日の教材を終わらせそうな時は、一旦家に帰らずそのまま待つこともよくありました。長男をあやしながら40分ほど待つのはなかなかしんどかったです。
待合室で待つこともできたのですが、みんなが静かに勉強している空間で長男が騒ぎ出すと迷惑になってしまうので、騒ぎ始めたら教室の外に出て待つようにしていました。真夏の暑い日も、真冬の寒い日も、外で待ったこともあって、今思い返すとなかなかハードでした。
プリントの繰り返しが単調に感じた
公文は同じ形式のプリントを繰り返す学習スタイルなので、飽きっぽい長女には単調に感じてしまったようです。ゲーム感覚で楽しめる要素はなく、ひたすら書いて進めるスタイルは長女の性格には合いませんでした。
続かなかった原因とどうすればよかったか
毎日の宿題のたびに泣いて怒って大暴れする長女をなだめ、叱り、なんとかやらせる日々がずっと続いていました。正直、私が先に限界を迎えてしまい、「もうこれ以上頑張らせるのは無理だ」と思って退会することにしました。
退会の電話をした時、次女の先生からは「今辞めるのはもったいない」「教科を減らしてみては」「お休みという形にしませんか」とかなり引き止めていただきました。
一方で長女の先生からは、特に引き止めはありませんでした。きっと先生も、長女の様子を見ていて「この子には今は難しいかな」と感じていたのかもしれません。
今振り返ると、続かなかった一番の原因は「毎日必ずやらないといけない」というプレッシャーが、飽きっぽくやる気にムラのある長女には合わなかったことだと思います。
週2回の教室はまだよかったのですが、毎日の宿題が積み重なってしんどくなっていきました。
もし今の自分がアドバイスできるなら、最初から1教科だけにしておくか、宿題の量を最小限にしてもらえるよう先生に相談しておけばよかったと思います。公文は先生に相談すれば宿題の枚数を調整してもらえることもあるので、「続かないかも」と感じたら早めに相談することをおすすめします。
どんな子に合う/合わない教材か
合う子
コツコツと毎日決まった量をこなすのが苦にならない子には、公文はとても向いていると思います。次女のように「今日のノルマはこれね」と淡々とこなせるタイプや、先生に褒めてもらうことでモチベーションが上がる子、どんどんレベルアップしていくことが楽しいと感じられる子にはピッタリの教材です。
また、親に「勉強しなさい」と言われるのが嫌いで、自分のペースで進めたい子にも向いています。公文は基本的に自分で黙々と進めるスタイルなので、マイペースな子に合いやすいです。
合わない子
毎日宿題をやる習慣がまだついていない子、飽きっぽくやる気にムラがある子には、正直ハードルが高いかもしれません。長女がまさにそのタイプでした。
また、同じ形式のプリントを繰り返すスタイルなので、変化や刺激を求める子、ゲーム感覚で楽しみながら勉強したい子には単調に感じやすいです。
送迎が必要な点も、小さいきょうだいがいる家庭や、車での送迎が難しい環境では負担になることがあります。通い始める前に、教室の場所と駐車場の有無は確認しておくことをおすすめします。
まとめ
「公文に行きたい!」と自分から言い出した長女でしたが、2ヶ月目から宿題のたびに大暴れの日々が始まり、最終的には私が先に限界を迎えて退会することになりました。
一方で、隣で同じように通っていた年中の次女は、毎日の宿題も淡々とこなし、先生もびっくりするスピードでどんどん先の教材まで進んでいきました。同じ教室に同じ条件で通っていても、ここまで差が出るのかと、改めて「合う・合わない」の大きさを実感した経験でした。
公文の教材自体はとても良くて、コツコツ型の子には本当に向いている教材だと思います。ただ、毎日の宿題が必須という点は、やる気にムラがある子や飽きっぽい子にとっては想像以上にハードルが高いです。
これから公文を検討されている方は、お子さんが毎日コツコツ取り組めるタイプかどうかを一度考えてみてから始めると、ミスマッチを防げると思います。まずは無料体験から試してみるのがおすすめです。

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